
こんな疑問にお答えします。
ワイモバイルでは、2021年8月18日よりデータ繰り越しができるようになりました。
しかし、ワイモバイルのすべての料金プランがデータ繰り越しに対応したわけではないなどの注意点もあるので、その点も理解しておきましょう。
そこでこの記事では、
本記事の内容
- ワイモバイルのデータ繰り越しの詳細
- ワイモバイルのデータ繰り越しの注意点
- 高速データ通信容量の節約・賢く使用する方法
など、ワイモバイルのデータ繰り越しについて解説していきます。
ワイモバイルではデータ(ギガ)繰り越しができるようになった
画像引用元:ワイモバイル
これまで、ワイモバイルではデータ繰り越しには対応しておらず、それがワイモバイルへ乗り換えるデメリットの1つでした。
しかし、2021年8月18日よりワイバイルではデータ繰り越しに対応したため、現在では余ったデータは翌月に繰り越しことができるようになっています。
そこで下記より、ワイモバイルのデータ繰り越しについて詳しく解説していきます。
データ繰り越しは、申し込み不要・追加料金不要で利用する事ができます。
【補足】データ増量オプションが改定された
ワイモバイルがデータ繰り越しに対応したことに伴い、データ増量オプションが改定されました。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
高速データ通信容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ増量オプション | 1GB→2GB | 3GB→5GB | 3GB→5GB |
これまでは、データ増量オプションに加入すると、「シンプルS:+1GB・シンプルM/L:+3GB」分増量となっていました。
しかし、現在では「シンプルS:+2GB・シンプルM/L:+5GB」分増量するようになっています。
繰り越しができるデータの種類
ワイモバイルで繰り越しができるデータ容量は、下記の通りです。
- 料金プランの高速データ通信容量
- データ増量オプションのデータ容量
ワイモバイルには、データ増量オプションという高速データ通信容量を増やすことができるオプションサービスがあります。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
高速データ通信容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ増量オプション | 2GB | 5GB | 5GB |
繰り越し上限 | 5GB | 20GB | 30GB |
このオプションに加入している場合、料金プランの高速データ通信容量に加えて、データ増量オプションで増量になった高速データ通信容量も翌月に繰り越すことができます。
2022年5月(予定)までは、翌月に繰り越しできるデータ容量に上限はありません。
繰り越し分のデータ容量が優先して消費される
データ繰り越しをした場合、データが消費される順番は下記の通りです。
データ消費の順番
- 前月から繰り越したデータ容量
- 当月の規定容量
- 追加データ購入分
ワイモバイルでは、繰り越しデータ容量分が優先して消費されるようになっているので、繰り越したデータ容量が無駄になることはありません。
繰り越したデータ容量を確認する方法
繰り越したデータ容量は、「My Y!mobile」にアクセスすることで確認することができるようになっています。
画像引用元:ワイモバイル
My Y!mobileにログインし、データ通信量の確認画面の「くりこし〇〇GB」と記載されている箇所で、繰り越したデータ容量を確認できます。
ワイモバイルのデータ(ギガ)繰り越しの注意点
ワイモバイルのデータ繰り越しには、注意点が存在します。
注意点
- 延々とデータ繰り越しができるわけではない
- 繰り越しができないデータもある
- 100MB未満のデータ容量は切り捨て
- データ繰り越しには上限がある
そのため、注意点も理解しておきましょう。
延々とデータ繰り越しができるわけではない
余ったデータ容量は、何ヶ月も延々と繰り越しができるわけではありません。
というのも、繰り越したデータ容量が利用できるのは、翌月末までとなっているためです。
つまり、今月の余ったデータ容量は翌月まで繰り越すことができ、翌々月になると消滅してしまいます。
そのため、繰り越したデータ容量は、月末までに使いきるようにしましょう。
繰り越しができないデータもある
ワイモバイルのデータの中には、データ繰り越しができないデータ容量も存在します。
具体的には、通信速度制限がかかり通信速度を通常速度に戻すために、追加購入したデータ容量はデータ繰り越しの対象外となります。
そのため、データ容量を追加購入する際には、必要な分だけ購入するようにしましょう。
100MB未満のデータ容量は切り捨て
ワイモバイルでは、余ったすべてのデータ容量が、翌月に繰り越しできるわけではありません。
というのも、ワイモバイルでは100MB未満のデータ容量は切り捨てとなるためです。
例えば、高速データ通信容量が1,580MB余った場合、繰り越しができるのは1,500MB分で、80MB分のデータ容量は消滅します。
データ繰り越しには上限がある
繰り越しができるデータ容量の上限は、翌月加入の料金プランの高速データ通信容量までとなります。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
高速データ通信容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
例えば、シンプルMを利用していて翌月もシンプルMを利用する場合、翌月に繰り越しできるデータ容量の上限は15GBとなります。
データ増量オプション加入の場合は、「料金プランの高速データ通信容量+データ増量オプションの増量分」が繰り越しの上限となります。
ワイモバイルではデータ(ギガ)繰り越しができない料金プランもある
ワイモバイルでは、データ繰り越しができるようになりましたが、すべての料金プランがデータ繰り越しに対応したわけではありません。
というのも、データ繰り越しに対応したのはシンプルS/M/Lで、それ以外の料金プランはデータ繰り越しに対応していないためです。
「シンプルS/M/L」以外の料金プランは、余ったデータ通信量は翌月にくりこすことができません。
引用元:ワイモバイル
ワイモバイル公式サイトにも、上記のように記載されています。
例えば、ワイモバイルのスマホプラン・スマホベーシックプランなどのプランを利用している場合には、高速データ通信容量が余ったとしても、翌月に繰り越すことはできません。
もし、スマホプランなどの旧プランを契約中でデータ繰り越しを利用したいなら、シンプルS/M/Lにプラン変更する必要があります。
-
-
【いつから?ワイモバイルのプラン変更方法と適用のタイミング】キャンセルも可能!
ワイモバイルのプラン変更ってどうやってやるんだろう? あと、プラン変更するにあたって注意点があるなら知っておきたい。 こんな疑問にお答えします。 ワイモバイルでは、ネット(My Y!mobile)など ...
続きを見る
データ容量(ギガ)が無駄にならないプランを選択する
上記の通り、ワイモバイルではデータ繰り越しができないので、高速データ通信容量を無駄にしないためには、ワイモバイルでどの料金プランを利用するのかプラン選びが重要となります。
そのため、まずは自分が1ヶ月間にどれくらい高速データ通信容量を消費するのか把握しておきましょう。
消費データ容量の確認方法
ドコモの場合:My docomoauの場合:My auソフトバンクの場合:My SoftBank
自分がどの程度データ容量を消費しているのかについては、現在利用中の携帯電話会社の契約者専用サイト(アプリ)などで確認ができるようになっています。
過去数ヶ月の消費データ容量を確認し、1ヶ月間に大体どの程度データを消費するかわかったら、シンプルS/M/Lの中から自分にあったプランを選びましょう。
※税込
例えば、月々約10GB程度データを消費しているのであれば、シンプルS/M/LのプランMが自分に合ったプランと言えます。
このように、自分がどの程度データ容量を消費するのかを把握した上でワイモバイルに申し込めば、データ繰り越しがなくてもデータの余り過ぎを防ぐことができ、逆にデータ容量が足らなくなることも少なくなるかと思います。
スマホプラン診断も活用する
1日にどれくらいスマホを利用するのか把握しているのであれば、スマホプラン診断も活用してみましょう。
スマホプラン診断では、1日にウェブページをどの程度閲覧するのかなどを入力すれば、自分に合ったプランを診断することができます。
関連サイト:ワイモバイル「スマホプラン診断」
毎月必ずデータ容量(ギガ)が余るならプラン変更をする
ワイモバイルを利用していて、毎月高速データ通信容量が余るようであれば、プラン変更をしたほうがいいでしょう。
プラン変更をすれば、高速データ通信容量余らなくなるだけでなく、月額料金も安く抑えることができます。
例えば、シンプルS/M/LのプランLを利用していて、データ容量が余ることが多いというような場合、高速データ通信容量の少ないプランMに変更しましょう。
そうすれば、高速データ通信容量が余ることも少なくなり、月々の携帯代も安くなります。
また、ワイモバイルのプラン変更のやり方や注意点などについては、下記の記事で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
ワイモバイルでデータ容量(ギガ)を節約・賢く使用する方法
ワイモバイルを利用していると、場合によってはデータ容量を使いすぎてしまい、通信速度制限がかかってしまうことも考えられます。
そこでここからは、ワイモバイルで高速データ通信容量を節約・賢く使用する方法について解説していきます。
Wi-Fiを利用する
ワイモバイルを利用していて高速データ通信容量を節約するなら、Wi-Fiを活用しましょう。
というのも、Wi-Fiに接続していれば、高速データ通信容量を消費しないためです。
例えば、動画を視聴する場合やアプリのアップデートをする場合には、かなりのデータ容量を消費しますが、Wi-Fiに接続していれば高速データ通信容量を消費しないので、データ容量の使いすぎを防ぐことができます。
そのため、自宅だけでなく外出先でもWi-Fiが利用できるのであれば、積極的にWi-Fiを活用しましょう。
また、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなので、ソフトバンクWi-Fiを利用することができます。
ソフトバンクWi-Fiは、駅や空港だけでなく、カフェや飲食店などのお店でも利用することが可能です。
画像引用元:ソフトバンク
ソフトバンクWi-Fiが利用できるところには、上記のステッカーが貼られているので、探してみましょう。
また、ソフトバンクWi-Fiが利用できるスポットは、下記より検索することができます。
関連サイト:ソフトバンクWi-Fiスポット
自宅のインターネットは「SoftBank 光」か「SoftBank Air」がおすすめ
ちなみに、自宅のインターネット回線の契約を検討しているなら、「SoftBank 光」または「SoftBank Air」がおすすめです。
何故かと言うと、ワイモバイルを利用していて、自宅のインターネット回線を「SoftBank 光」「SoftBank Air」のいずれかにすると、おうち割光セット(A)という割引を適用できるためです。
画像引用元:ワイモバイル
おうち割光セット(A)が適用されると、ワイモバイルの月額料金が安くなるので大変お得です。
おうち割光セット(A)の詳細については、「こちら」をご覧ください。
データ増量オプションを利用する
ワイモバイルでは、高速データ通信容量を増量させることができます。
ワイモバイルには、「データ増量オプション」というオプションサービスがあり、データ増量オプションに加入すると利用しているプランに応じて高速データ通信容量が増量されます。
- シンプルS:3GB→5GB(2GB増量)
- シンプルM:15GB→20GB(5GB増量)
- シンプルL:25GB→30GB(5GB増量)
例えば、プランMでは少しデータ容量が足りない、だけどプランLでは多すぎるといったような場合、プランLを利用するよりもプランMにデータ増量オプションをつけたほうが、データ容量を無駄にせず月額料金の面でもお得です。
そのため、プラン選択時に少しデータ容量が足りないと感じる場合、データ容量が多い一つ上のプランを利用するよりも、データ増量オプションに加入するほうが賢い選択と言えます。
データ増量オプションが1年間無料
データ増量オプションは、月額550円(税込)のオプションサービスです。
しかしワイモバイルではキャンペーンを実施しており、キャンペーンが適用されるとデータ増量オプションが1年間無料で利用することができます。
キャンペーンの適用終了後は月額料金が発生するので、不要な場合は解約しましょう。解約はMy Y!mobileより手続きができるようになっています。
パケットマイレージを活用する
ワイモバイルでは、パケットマイレージというサービスが利用できます。
マイルの貯め方
- スマホ版Yahoo! JAPANトップページにログイン
- Yahoo!ショッピングなどで買い物をする
- パケくじを引く
パケットマイレージとは、貯まったマイルのランクに応じて高速データ通信容量を増やすことができるサービスで、上記のような方法でマイルを貯めることができます。
ランク | ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ |
必要マイル | 80~199 | 200~399 | 400~599 | 600 |
データ容量 | +0.5GB | +1GB | +5GB | 無制限 |
例えば、今月ブロンズランク相当のマイルを貯めた場合、翌月に+0.5GBが進呈されるようになるので、翌月は500MB(0.5GB)高速データ通信容量が増量となります。
ただし、マイルの特典で進呈されたデータ容量は、利用している料金プランの高速データ通信容量を使いきり、通信速度制限がかかった際に使用することができるので、その点にはご注意ください。
データ(ギガ)繰り越しができるおすすめの格安SIM
ワイモバイル以外にも、データ繰り越しに対応した格安SIMも存在します。
データ繰越可能な格安SIM
- UQモバイル
- etc…
ワイモバイル以外で、データ繰り越しができる格安SIMに乗り換えたいと考えている方は、参考にしてみてください。
プラン内容などは各携帯電話会社の都合で今後変更となる可能性があります。
UQモバイル
データ繰り越しができる格安SIMを利用したいなら、UQモバイルがおすすめです。
おすすめの理由
- 回線速度が安定している
- データ容量はワイモバイルと同じ
- 節約モードが利用できる
UQモバイルはauのサブブランドなので、ワイモバイル同様に通信速度が安定しています。
また、UQモバイルなら月々使用できる高速データ通信容量はワイモバイルと同じで、データ繰り越しもできます。
ただし、追加購入した高速データ通信容量は、データ繰り越しの対象外となっているので、その点にはご注意ください。
更に、UQモバイルでは節約モードがあり節約モード設定中は、どれだけネットを利用しても、高速データ通信容量を消費しないので、データ容量の使いすぎも防ぐことができます。
節約モード時の通信速度は「くりこしS:最大300Kbps」「くりこしM/L:最大1Mbps」となっています。
データ(ギガ)繰り越しができるその他の格安SIM
下記の格安SIMでも、データ繰り越しができます。
- y.u mobile
- IIJmio
- mineo
- イオンモバイル
- OCN モバイル ONE
- etc…
データ繰り越しやプラン内容など詳細については、各携帯電話会社の公式サイトなどでご確認ください。
ワイモバイルではデータ(ギガ)繰り越しはできない・まとめ
まとめ
- 2021年8月18日よりワイモバイルではデータ繰り越しができるようになった
- 繰り越しができるのは料金プランとデータ増量オプションの高速データ通信容量
ワイモバイルではデータ繰り越しはできない- 購入した高速データ通信容量は繰り越しできない
- 繰り越したデータ容量から消費される
- シンプルS/M/L以外の料金プランはデータ繰り越しができない
- 繰り越したデータ容量は翌月末まで利用できる
- 100MB未満のデータ容量は切り捨てとなり繰り越しできない
- ワイモバイルを利用していて毎月データ容量が余るようならプラン変更する
- Wi-Fiやデータ増量オプションを活用すれば高速データ通信容量を節約できる